今日は県博の調査日だった。かさ径10cmのケショウハツや柑橘類の匂いがする白いベニタケ属、コキイロウラベニタケ、などいろいろとれた。オサムシタケなどもとれていた。あとすごく面白いシンネマもあったり・・
いろいろあった中で、1番地味な(?)ニセショウロ属を調べた。
子実体 径1 cm程度。 表皮 厚さ0.3-0.5 mm程度、褐色〜クリーム色で細かくひび割れ、明瞭な赤変性があり、KOH 3%で赤褐色、無水エタノールで赤紫色。 偽柄 短く、基部に白色の菌糸束がある。 基本体 黒色。 偽弾糸 無色、薄壁、クランプを欠き、幅2μm程度 胞子 径8μm程度の球形、長さ1μm程度の無数の刺があり、網目状の隆起はない。
エツキニセショウロの記載によく似ているが、柄は長くないし、やっぱりよくわからん・・
参考文献 Mycoscience (2007) 48:259–262
余談だが、こないだからなくしていたメルツァー液がさっき見つかった。よかった。