記載・観察記録

Mallocybe sp. (HH-174)

観察記録 発生環境 2023年8月16日、神奈川県横浜市、団地の植え込み内のスダジイ・イヌシデ等の樹下に群生。土壌には石が結構混じっていて、どちらかといえば石灰質土壌っぽい感じなのかもしれない。(後述) 肉眼的特徴 かさ径1.3 cm内外、半球形から丸山形…

チビホコリタケ(広義) (HH-122)

チビホコリタケLycoperdon cf. dermoxanthum Vittad. 肉眼的特徴 子実体径(5–)10–30 mm、球形〜扁球形〜類球形、無性基部はわずかにあるかまたは欠き、基部に白色根状菌糸束をつける。 子実体表面幼時白色、成長すると褐色〜オリーブ色を帯びる;外皮はやや…

ベランダのキヌカラカサタケ属

今日はアメリカウラベニイロガワリのポイントに行こうかと考えていた。 が、山を歩いている途中で水がないことに気づき、戻ってきた。 見れたきのこはテングタケ、ヤマドリタケモドキ、キッコウアワタケ、ツルタケなどなど。 帰ってくると、ベランダのカネノ…

ミドリスギタケ類似種(HH-108)

Gymnopilus aff. aeruginosus 肉眼的特徴 子実体材上生、群生する。 かさ径20-80 mm、饅頭形から平らに開き、縁はさび色の内被膜の名残が付着し、やや内側に巻く;表面はささくれ状鱗片が密生し、周縁ではほぼ平滑〜繊維状;粘性を欠き、クリーム色、褐色、…

今日もニセショウロ属

今日は県博の調査日だった。かさ径10cmのケショウハツや柑橘類の匂いがする白いベニタケ属、コキイロウラベニタケ、などいろいろとれた。オサムシタケなどもとれていた。あとすごく面白いシンネマもあったり・・ いろいろあった中で、1番地味な(?)ニセシ…

ニセショウロ属

昨日とったナラタケについて胞子の大きさを計測した。 胞子 (7.4–)7.8–8.8(–9.2) × (4–)4.4–5.2(–5.4) μm, (n = 20, mean length = 8.26 ± 0.53, mean width = 4.82 ± 0.36, Q = (1.5–)1.6–1.8(–2)) 綿毛状のつばがあるのでワタゲナラタケだろうか?と思って…

サマツモドキ?

5月7日、及び6月25日(昨日)に採取したサマツモドキ?について書く。 縁シスチジアを欠き、側シスチジアがある点で疑問があるので「?」。 まずは5月7日の子実体 スギらしき倒木に4つの子実体が出ていた。 ひだの拡大。縁が微粉状というのがよくわからない…

オオキヌハダトマヤタケ類似種・・

今日は書くことがないので、6月12日に採取したアセタケ属のことを書く。 子実体 縁シスチジア(輪帯照明) 胞子は平滑で楕円形(つまらない・・)側シスチジアを欠き、かさは繊維状、赤変性を欠き、基部は球根状なことから、キヌハダトマヤタケだとすぐに同…

またアセタケ属・・

こないだふとアセタケ属を採取してきて調べてみたが、結局オオキヌハダトマヤタケの仲間としかわからなかった。 昨日もアセタケ属をとってきたので調べてみた・・ こんな子実体 胞子。こぶがある。担子器は4胞子性 側シスチジア。厚壁、メチュロイド 縁にも…

ハルシメジ(広義) (HH-95)

bar: 1cm Entoloma sp. 肉眼的特徴 かさ径50 mm程度、饅頭形のち平らに開き、老成するとやや漏斗状となる;表面にわずかに皺があり、繊維状 、光沢はなく、条線と粘性を欠き、褐色〜帯赤褐色。 かさ肉厚さ3.5 mm以下、白色、表皮直下で表皮と同色を呈し、硬…

Russula cyanoxantha var. variata (HH-61)

肉眼的特徴 かさは径6 cm程度、ねずみ色、にぶい紫色、赤みを帯びたにぶいオレンジ色などが混じり、表面は平滑、中央やや凹む中高扁平、表皮は剥ぎやすい。かさ肉は汚白色、厚さ4 mm以下、特別な味・においはない。柄は8✕1.5 cm程度、白色、やや便腹状、髄状…

Russula vinosa (HH-62)

肉眼的特徴かさは径8 cm程度、暗赤色、周辺鮮紅色、表面は平滑、湿時粘性があり、表皮剥ぎやすく、周縁には粒状線がある;中央は凹み、変色性はない。かさ肉は汚白色、表皮の直下ではかさと同色を呈し、厚さ6 mm以下、特別なにおいはなく、味は温和、空気に…